日本人が、日本人出品者のために作った無料ツール / Made in Japan 🇯🇵

Amazon FBA 計算 無料【手数料・利益・損益分岐点】

2026年5月2日 / なんぼなん?編集部

Amazon FBA 出品では、商品ごとの利益を正確に計算しないと「売れているのに赤字」という事態が起こります。本記事では、無料で使えるFBA計算ツールと、損益分岐点を瞬時に試算する方法を解説します。

FBA手数料の構造

💰 仕入れ値を入れるだけ。粗利・ROIが一瞬で分かる
Amazon販売手数料・FBA配送代行料を自動で差し引いて、1個あたりの粗利と推定月間利益を無料で概算できます。下の手数料表とあわせてご利用ください。
無料のFBA利益計算機を使う →

FBA手数料は4つの要素で構成されます:

項目計算方法目安
配送代行手数料サイズ・重量で決定290円〜2,000円
在庫保管料容積×月数月5円-30円/個
長期保管料365日超で4倍月20円-120円/個
返品処理返品時のみ1回あたり 100-300円

Amazon公式 FBA収益計算ツール

最も正確な計算は Amazon公式 FBA収益計算ツール を使う方法です。

使い方

  1. セラーセントラルにログイン
  2. 「FBA収益計算ツール」を開く
  3. ASIN を入力
  4. 仕入原価・想定売価を入力
  5. 純利益・利益率が瞬時に表示される

損益分岐売価の計算式

損益分岐売価 = (仕入原価 + 固定費) ÷ (1 − 販売手数料率 − FBA手数料率 − 広告費率)

計算例

仕入原価1,000円・販売手数料10%・FBA手数料500円固定・広告費率5%の場合:

つまり1,464円以下で売ると赤字。3,000円で売れば純利益1,536円(利益率51%)。

無料Excelテンプレート

複数商品を一括計算する場合は Excelテンプレートが便利です。以下の列構成を使ってください:

内容
AASIN
B商品名
C仕入原価
D売価
E販売手数料率
FFBA配送手数料
G在庫保管料/月
H広告費率
I純利益 = D - C - D*E - F - G - D*H
J利益率 = I / D × 100

カテゴリ別 販売手数料一覧

カテゴリ販売手数料
家電・PC8%
15%
食品・飲料8-10%
美容・健康10-15%
その他15%

FBA計算で見落としやすい4つの費用

① 長期保管料

FBA倉庫に365日超の在庫は、保管料が4倍になる。回転の悪い商品は値下げ or マルチチャネル販売で処分。

② 返品時の検品手数料

返品商品の検品 + 再販可能判定で1回あたり100-300円かかる。返品率10%の商品では大きな負担。

③ 円安時の輸入関税変動

中国OEM商品は為替変動で原価が±10-20%変動する。1ドル130円→150円で原価15%増。

④ 販促費

クーポン・タイムセール・プロモコードは売価の10-30%を割引する販促費として計算に入れる。

「なんぼなん?」を使った効率化

「なんぼなん?」は商品名・ASIN を入れるだけで、Amazon公式PA-APIから現在価格・BSR・推定月販を即取得します。FBA計算の前段で商品リサーチを終わらせる無料ツールとしておすすめです。

実践検証手順:仕入れ判断にFBA計算を組み込む流れ

FBA計算は単発で1回入力するだけでは仕入れ判断には使えない。仕入れ前・仕入れ直後・販売開始後の3タイミングで同じ商品を再計算し、誤差を埋めていくのが本来の使い方である。以下が現場で機能している手順。

  1. 仕入れ前:候補ASINを5〜10件まとめてシミュレーション:Amazon公式FBA収益計算ツールに販売価格・原価・配送料を順番に投入し、利益額・利益率を一覧表にする。利益率15%未満は除外、20〜35%が現実的な仕入れ候補。
  2. 原価には必ず「実費」だけでなく「人件費」を含める:自分で梱包・FBA納品作業をするなら、1商品あたり10〜30分の作業時間 × 時給1,500円を原価に上乗せ。これを抜くと、見かけ利益率20%でも実質マイナスのことが多い。
  3. 仕入れ直後:実際の購入価格・送料で再計算:見積もりと実費は最大10%程度ずれる。仕入れ伝票を見ながら計算ツールで再シミュレーションし、利益率が15%を切るなら値付けを上方修正、または出品せずに別販路へ流す。
  4. 販売開始後7日:実売価格でランニング再計算:競合追従で値下げが入った後の実利益を再計算。粗利が想定の80%を切っていたら、出品継続するか撤退するかをこの時点で判断する。
  5. 販売開始後30日:在庫保管料・長期保管料も含めた最終利益を確定:単月の保管料・売れ残り分の保管料予測を含めた「全費用後の手取り」を確定。これを ASIN 単位の管理表に記録し、次回仕入れの判断材料にする。
  6. 四半期ごとに販売手数料率の改定を確認:Amazonは年に1〜2回、カテゴリ別販売手数料を改定する。気づかず古い数値で計算していると、利益率が2〜3pt 過大評価される。セラセンの「料金ニュース」を四半期に1度は確認する。
  7. 円安・関税変動を月次でチェック:中国OEMは為替で原価が ±10〜20% 動く。月初に最新レートで再計算し、必要なら販売価格を調整する。為替を放置すると2ヶ月で利益が消えることがある。

よくある計算ミス3パターン

FBA計算ツールに数字を入れるだけで完結したつもりになり、実際は赤字、というミスは典型的。以下の3つは最も頻発する。

カテゴリ別販売手数料を一律15%で計算するミス

家電・PCは8%、書籍は15%、メディアは15%、おもちゃ・ホビーは10%、と販売手数料率はカテゴリで大きく違う。一律15%で見積もると、家電商品では利益が7pt過小評価され、機会損失になる。逆にメディア商品で8%として計算すると、実際は赤字になる。仕入れ前に必ず「セラセンの料金一覧」を確認する。

長期保管料を無視して大量仕入れするミス

365日超の在庫には保管料が4倍になる長期保管料が課される。季節商品(クリスマス・夏物)を大量仕入れして売れ残ると、翌年の同シーズンまで保管料を払い続け、利益が消える。3〜6ヶ月で売り切る前提の仕入れ数量に抑えるのが鉄則。

返品率を計算に入れないミス

カテゴリにより返品率は2〜30%と幅がある。アパレル・靴は20〜30%、家電は5〜10%、食品・サプリは2〜5%が目安。返品検品手数料・再販不可商品の損失を見込まないと、見かけ利益率20%が実質12%まで下がっていることがある。仕入れ前に「想定返品率 × 売価」を販促費として計算に組み込んでおく。

関連ガイド

よくある質問

FBA計算の無料ツールでおすすめは?

Amazon公式の「FBA収益計算ツール」が最も正確で無料。こちら から利用可能。

FBA手数料に含まれる項目は?

①配送代行手数料(売価の15-30%) ②在庫保管料(月次) ③長期保管料(365日超) ④返品処理手数料 の4つ。

損益分岐点の計算式は?

損益分岐売価 = (仕入原価 + 固定費) ÷ (1 - 販売手数料率 - FBA手数料率 - 広告費率)

FBA計算で見落としやすい費用は?

①長期保管料(365日超で4倍) ②返品時の検品手数料 ③円安時の輸入関税変動 ④販促費(クーポン・タイムセール)の4つ。

FBA計算を効率化するには?

①Amazon公式ツールで個別商品確認 ②Excelテンプレで一括計算 ③「なんぼなん?」で広告費目安を取得、の3段階で対応。

「なんぼなん?」を無料で試す →

参考文献・出典

※2026年5月6日にファクトチェック実施。料金・手数料・法令情報は2026年5月時点。最新の正確な数値は出典元の公式サイトをご確認ください。