Amazon 在庫切れ 対策|売り逃しを防ぐ補充タイミング
売る前に「Amazonでなんぼ?」を3秒チェック
ASIN・商品名を入れるだけ。最安値・推定月販・FBA手数料込みの想定利益まで無料で表示します。
▶ 無料で「なんぼで売れる?」を調べる 🧮 FBA利益計算機を使う登録不要 / 完全無料 / 日本人が日本人出品者のために作った無料ツール
在庫切れの間は商品が売れません。売り逃しに加えて、おすすめ出品(カートボックス)の対象から外れる、FBAでは在庫パフォーマンス指標(IPI)の評価項目に響く、といった影響があります。本記事では、Amazon公式ヘルプ(2026年9月20〜21日確認)で確認できる影響と、発注点の計算式、公式の在庫管理ツールの使い方を解説します。
在庫切れで起きること(Amazon公式で確認できる範囲)
① おすすめ出品(カートボックス)の対象から外れる
おすすめ出品に選ばれるには、在庫があり、購入者に配送可能であることが前提です。公式は、競争力のある価格で在庫があり配送可能な出品が一つもない場合、おすすめ出品が表示されないことがあると説明しています。相乗り出品では、自分の在庫が切れている間、他の出品者の出品がおすすめ出品になります。在庫が戻ったあとは、価格・お届け予定日・配送料・出品者のパフォーマンスで改めて評価されます(詳しくはカートボックス獲得の仕組み)。
② 売れ筋ランキング(BSR)に販売数が反映されなくなる
Amazonは、売れ筋ランキングは「最新販売数と累計販売数を反映して、1時間ごとに更新」されると説明しています。在庫切れの間は販売数が積み上がらないため、ランキングには不利に働きます。どの程度の期間でどれだけ下がるか、在庫切れが検索結果の表示順にどう影響するかを、Amazonは数値で公表していません。BSRの見方はBSRから推定月販を出す方法を参照してください。
③ 出品者出荷では、出荷前キャンセル率が上がる
公式は、出荷前キャンセルの多くは在庫切れが原因だと説明しています。出品者出荷の場合、出荷前キャンセル率は7日間の集計で2.5%未満に抑える必要があり、超えると出品者出荷での出品が停止になる場合があります。在庫切れの際に、購入者に連絡してキャンセル依頼の送信を求めることも禁止されています。実在庫と出品数のズレを作らないことが重要です(指標の詳細はアカウント健全性とパフォーマンス指標の基準)。
④ FBAでは、IPIの「FBA在庫ありの割合」に反映される
在庫パフォーマンス指標(IPI)のスコアに影響する4つのカテゴリーの一つが「FBA在庫ありの割合」です。これは、補充可能なFBAのASINが過去30日間に在庫ありの状態だった時間の割合で、SKUごとの過去60日間の販売点数が大きく影響します。在庫のパフォーマンスダッシュボードには、在庫切れだった日の予測販売点数に平均販売価格を掛けた「過去30日間のFBAの販売機会損失の見積額」も表示されます。
発注点の計算式
発注点(この在庫数を下回ったら発注する)= 1日平均販売数 ×(リードタイム + 安全在庫日数)
例:1日10個販売・発注からFBAで販売可能になるまで14日・安全在庫7日 → 発注点 = 10 × (14 + 7) = 210個
これは在庫管理で一般的に使われる考え方で、Amazonが定めた式ではありません。Amazon出品サービスの公式ページも、安全在庫を「需要の増減や供給の遅延など予測困難な事態に備えて確保しておく余分な在庫」と説明し、持ちすぎると保管コストや廃棄リスクが増えるため、必要な量をデータに基づいて見極めることが重要だとしています。
リードタイムの見積もり方
リードタイムは、発注してからFBAで販売可能になる(または自社倉庫に入荷する)までの日数です。仕入先や輸送手段によって大きく変わるため、この記事では日数の目安は示しません。次の要素を仕入先・配送業者に確認して合計してください。
- 仕入先の製造・出荷準備にかかる日数
- 輸送日数(輸入の場合は通関を含む)
- 検品・ラベル貼付など、自分の作業日数
- FBAへの納品から、在庫が受領されて販売可能になるまでの日数(手順はFBA納品の手順を参照)
過去の実績で日数にばらつきがあった場合は、長くかかったケースを基準にして安全在庫日数を決めます。
補充タイミングの判断に使える公式ツールと基準
- 在庫補充通知:設定した在庫数(商品点数、または過去30日間の販売実績に基づく在庫完売までの週数)を下回ると、Amazonから補充通知のメールが届きます
- 発注推奨ツール:補充が推奨される商品、推奨数量、出荷日が表示されます。リードタイムやケースあたりの数量を設定して、推奨内容をカスタマイズできます
- 在庫のパフォーマンスダッシュボード:「今すぐ補充する」に、在庫保管日数が発注リードタイムより短いSKUの数が表示されます
在庫量の基準として、公式が示している数字は次のとおりです。
- 持ちすぎの目安:IPIのよくある質問では、30〜60日間で予想される販売数に対して十分な在庫を維持することが、余剰在庫を防ぐ適切なガイドラインとされています
- 少なすぎの基準(低在庫レベル手数料):小型・標準サイズの商品で、直近90日間と直近30日間の過去在庫日数がどちらも14日未満の場合、出荷1点ごとに低在庫レベル手数料が加算されます。過去7日間の販売点数が20点未満の商品や、最初の在庫受領日から365日以内の新規大口出品者などは対象外です
- 長く置きすぎの基準(長期在庫追加手数料):毎月15日の在庫スナップショットで、保管期間が270日を超えている在庫に請求されます
各手数料の金額はFBA在庫保管手数料の計算方法にまとめています。
季節性商品の在庫戦略
需要が何倍になるかは商品によって異なるため、この記事では倍率の目安は示しません。自分の商品の前年同時期の販売数と、直近の販売ペースから見積もってください。自社の販売実績が無い商品は、商品ごとの分析ページ(例:タンスのゲン マットレス)のようにASIN単位のBSR・推定月販・価格推移を見て、販売ペースの目安にできます(推定値であり、実売の保証ではありません)。公式情報で確認できる注意点は次のとおりです。
- Amazon出品サービスの公式ページは、タイムセールイベントやキャンペーンの期間は、通常時より欠品リスクが高くなる傾向があるとしています
- FBAの在庫保管手数料の単価は、10月〜12月に高くなります。年末商戦向けに多めに納品した在庫が残ると、保管コストが膨らみます
- 在庫の返送・所有権の放棄の依頼は、10月〜12月や依頼が集中する時期は対応に30日以上かかる場合があります
- 在庫保管制限は、IPIのスコアのほか、過去の販売状況、季節要因、予定しているタイムセール、フルフィルメントセンターのスペースなどの影響を受けます。繁忙期の前に、FBAダッシュボードで納品できる量を確認しておきましょう
在庫切れを防ぐ3つのルール
- 決まった曜日に全SKUの在庫日数を確認する。発注点を下回ったSKUは、その日のうちに発注する
- 仕入先を2系統確保する。主な仕入先と、緊急時に使える仕入先
- FBA在庫と手元在庫を併用する。FBA在庫が尽きそうなときに、手元在庫から出品者出荷で販売を続けられるようにする
在庫切れになってしまったときの手順
- 最短で補充できるルートを確認する:通常の仕入先のリードタイムが長い場合、別の仕入先や輸送手段で短期の在庫を確保できないか確認します。コストが上がる場合は、利益が残るかをFBA利益計算機で確認してから判断します。
- 手元在庫があれば、出品者出荷で販売を続ける:FBAへの入荷を待つ間、出品者出荷の出品で販売を継続できます。出品者出荷には出荷遅延率・追跡可能率などの目標値があるため、確実に出荷できる数量だけを出品します。
- 広告の設定を見直す:スポンサープロダクト広告は、おすすめ出品の掲載対象でない商品の広告を購入者に表示しません。在庫が戻って再び掲載対象になると広告も表示されるようになるため、再開時の予算と入札額が意図どおりかを確認しておきます。
- 在庫が戻ったら、価格と配送設定を確認する:おすすめ出品は在庫復帰後に改めて評価されます。価格設定の健全性に問題が出ていないか、配送設定が意図どおりかを確認します。
- 原因を記録して発注点を見直す:販売ペースの見込み違いか、リードタイムの遅れか、納品後の受領の遅れかを切り分け、発注点と安全在庫日数に反映します。
なお、再入荷の案内を購入者へメッセージで送ることはできません。Amazonのコミュニケーションに関するガイドラインは、マーケティングまたはプロモーション目的のメッセージを、許可されたメッセージに含めていません。
余剰在庫の処分と、納品できる量の管理
在庫管理は「補充」と同じくらい「持ちすぎない」ことが重要です。
FBA在庫の返送・所有権の放棄
保管期間が270日を超えた在庫には、月額の在庫保管手数料に加えて、長期在庫追加手数料が毎月かかります。対象になる在庫は、評価日の6週間前から返送推奨レポートに表示されます。返送/所有権の放棄依頼手数料は商品1点ごとにサイズと重量で決まり、小型・標準サイズなら0〜200gで60円、201〜500gで90円です(税込・2026年9月時点)。評価日より前(当月14日の午後11時59分まで)に依頼を出した在庫には、長期在庫追加手数料は課金されません。値下げで売り切るか、返送・放棄するかを、手数料の合計で比べて判断します。
在庫保管制限とIPI
FBAに納品できる量には、出品者ごとの上限(FBA在庫保管制限)があります。公式によると、小口出品用アカウントの制限は0.42立方メートルで、新しい大口出品用アカウント(FBAに出品して39週未満)には制限が適用されず、39週以上の大口出品用アカウントにはIPIのスコアと販売実績に基づいて制限が適用されます。継続的に高いIPIスコアを維持する出品者は制限の値が高くなります。手持ち在庫と配送中の納品の合計が制限を超えると、新しい納品プランを作成できません。
IPIのスコアに影響するのは、余剰在庫の割合、FBA販売率、有効な出品情報がないFBA在庫の割合、FBA在庫ありの割合の4つです。スコアの具体的なしきい値は公開ヘルプには記載されていないため、この記事では数値を挙げません。自分のスコアと制限は、在庫のパフォーマンスダッシュボードとFBAダッシュボードで確認してください。
マルチチャネル販売でリスクを分散する
Amazonだけに在庫と販路を集中させると、在庫切れや出品停止の影響をそのまま受けます。自社ECや他のモールでも販売している場合、FBAの在庫から他チャネルの注文を出荷できるマルチチャネルサービスもAmazonが提供しています。
関連ガイド
よくある質問
Amazon で在庫切れすると何が起きる?
在庫がない出品はおすすめ出品(カートボックス)の対象になりません。売れ筋ランキングは販売数を反映して1時間ごとに更新されるため、販売が止まる間はランキングにも不利に働きます。出品者出荷では在庫切れによるキャンセルが出荷前キャンセル率(目標2.5%未満)を押し上げ、FBAではIPIの評価項目の一つであるFBA在庫ありの割合に反映されます。
在庫切れから回復するのにどれくらいかかる?
Amazonは回復にかかる期間を公表していません。おすすめ出品は、在庫復帰後に価格・お届け予定日・配送料・出品者のパフォーマンスで改めて評価されます。ランキングは販売数を反映するため、販売ペースが戻るかどうかによります。
発注点の計算式は?
発注点 = 1日平均販売数 ×(リードタイム + 安全在庫日数)です。在庫管理で一般的に使われる考え方で、Amazonが定めた式ではありません。安全在庫日数は、リードタイムや販売数のばらつきの実績から決めます。
FBAの在庫はどのくらい持つべき?
Amazon公式は、30〜60日間で予想される販売数に対して十分な在庫を維持することを、余剰在庫を防ぐ適切なガイドラインとしています。一方、小型・標準サイズの商品で直近90日間と直近30日間の過去在庫日数がどちらも14日未満になると、低在庫レベル手数料の対象になります(対象外の条件あり)。
補充のタイミングを知らせてくれる機能はある?
セラーセントラルの在庫補充通知を設定すると、設定した在庫数を下回ったときにメールが届きます。発注推奨ツールでは、補充が推奨される商品、推奨数量、出荷日が表示されます。販売前の需要の確認には、当サイトのカテゴリ別ランキングの推定月販も参考になります(推定値であり、実売の保証ではありません)。
❓ よくある質問(在庫切れ対策と売却判断)
「在庫切れ対策」の次に多い「結局なんぼで売れる?」という疑問に、無料ツール「なんぼなん?」の使い方を交えて答えます。
Q. いくらで売れる?
A. 「在庫切れ対策」を押さえても、最終的な売却額はASIN単位の相場で変わります。無料ツール「なんぼなん?」にASINまたは商品名を入力すると、最安値・推定月販・FBA手数料を引いた想定利益が一画面で分かります。会員登録は不要です。
Q. 査定の流れは?
A. 売りたい商品のASINまたは商品名を入力するだけ。当サイトが収集した価格・売れ筋ランキング(BSR)を表示し、FBA利益計算機で配送代行料まで差し引いた手取りを試算します。フリマ・店舗買取と数字で比べてから売り先を決められます。
Q. いつ売るのがベスト?
A. BSR(売れ筋ランキング)が上位=需要が高いタイミングが狙い目です。相場が崩れる前に動くのが失敗しないコツ。価格推移と需要の見方は「BSRから推定月販を出す方法」も参考にしてください。
参考文献・出典
- おすすめ出品になるためには - Amazon セラーセントラル(出品者ヘルプ), 2026年9月21日確認
- 在庫のパフォーマンス(在庫パフォーマンス指標) - Amazon セラーセントラル(出品者ヘルプ), 2026年9月21日確認
- 在庫パフォーマンス指標に関するよくある質問 - Amazon セラーセントラル(出品者ヘルプ), 2026年9月21日確認
- FBA在庫保管制限 - Amazon セラーセントラル(出品者ヘルプ), 2026年9月21日確認
- 低在庫レベル手数料 - Amazon セラーセントラル(出品者ヘルプ), 2026年9月21日確認
- フルフィルメント by Amazon長期在庫追加手数料 - Amazon セラーセントラル(出品者ヘルプ), 2026年9月21日確認
- FBA在庫の返送/所有権の放棄依頼手数料 - Amazon セラーセントラル(出品者ヘルプ), 2026年9月21日確認
- 出荷前キャンセル率 - Amazon セラーセントラル(出品者ヘルプ), 2026年9月21日確認
- 在庫管理とは?(在庫補充通知・発注推奨ツール) - Amazon出品サービス公式, 2026年9月21日確認
- Amazonランキングについて - Amazon.co.jp カスタマーサービス, 2026年9月21日確認
※2026年9月21日にAmazon公式の現行ヘルプと照合して本文を更新しました。手数料・要件・プログラム内容はAmazonが改定することがあります。最新の内容は出典元の公式ページでご確認ください。