Amazon商品画像の公式要件と7枚構成の作り方
商品画像について、Amazon公式は、高品質な画像によって購入者が商品を正確に評価でき、検索で見つけやすくなり、予想との不一致による返品を減らせると説明しています。本記事では、公式の「商品画像のガイド」(2026年9月時点)の要件と、サブ画像の構成の考え方を整理します。
Amazon メイン画像の公式要件
メイン画像(検索結果にも表示される最初の画像)には、次の要件があります。
- 背景:純白(RGBカラー値 255、255、255)
- 商品の占有率:画像の85%が商品で占められている。商品全体がフレーム内に収まり、一部が切れていない
- 表示するもの:商品1ユニットと、商品に含まれるすべての付属品のみ。同じ画像に前面と裏面の両方を載せるなどの複数表示は不可
- 小道具・パッケージ:購入品に含まれない付属品や撮影用小道具は表示しない。パッケージは、商品の重要な特徴である場合を除き表示しない
- モデル:大人用サイズの衣料品は、立ち姿のモデルが着用した状態で表示する。マネキンの一部は表示しない。衣料品アクセサリーやマルチパック商品は、モデルを含めず平置きで表示する
- テキスト・ロゴ:メイン画像にテキストや余分なロゴは入れない(ライフスタイル画像をメインに使える商品タイプは限定されています)
すべての画像に共通する仕様は次のとおりです。
- サイズ:最長辺が500ピクセル以上、10,000ピクセル以下(必須)。最長辺が1,000ピクセル以上でズーム機能が有効になります
- 形式:JPEG、TIFF、PNG、非アニメーションGIF(推奨はJPEG)
- 解像度・品質:最低72dpi。鮮明で、画素化やジャギーがないこと
- 禁止されている内容:カスタマーレビューや星5つの画像、「配送料無料」などの文言、Amazonのロゴ、「Amazonおすすめ」「ベストセラー」などAmazonで使用されるマーク
要件を満たすメイン画像がない場合、基準を満たした画像が提供されるまで出品情報が一時的に削除される可能性があります。要件を満たしていない画像は、アップロードできないか、検索結果から削除される場合があります。また、画像をアップロードしても表示が保証されるわけではなく、表示まで最大24時間かかることがあります。
7枚構成の例
Amazon公式は、基準を満たしたメイン画像1点以上に加えて、6点以上のその他の画像と1点以上の動画をアップロードすることを勧めています。以下は、メイン1枚+サブ6枚で構成する場合の一例です(効果を保証するものではありません)。
1枚目(メイン):商品単体・白背景
Amazon仕様準拠の正面写真。商品の全体像を一瞬で認識できることが最重要。
2枚目:用途・利用シーン
「キッチンで使用中」「外出時に持ち歩き」など、ユーザーが商品を使う場面を想起させる写真。
3枚目:サイズ感・スケール
手のひら・コインなど比較対象と並べた写真。「思ったより大きかった/小さかった」の返品を防ぐ。
4枚目:詳細・特徴ポイント
商品の特徴的な機能を吹き出し付きで強調。「3層構造」「○○加工」など差別化ポイント。
5枚目:他社製品との比較
自社の従来品や一般的な仕様との違いを、図表で分かりやすく示します。他社の商品名・ロゴ・画像は使わず、根拠を示せない優劣の表示は避けます。
6枚目:内容物・付属品
梱包内容をすべて並べた写真。何が付属するかを正確に伝え、「思っていた内容と違う」という返品を防ぎます。
7枚目:ブランドストーリー or 使い方手順
ブランドの紹介、またはステップ別の使い方の図解。
画像作成の手段
| 手段 | 用途 |
|---|---|
| デザインツール(Canva など) | テンプレートを使ったサブ画像の作成 |
| 画像編集ソフト(Photoshop、GIMP など) | 切り抜き・背景の純白化・色補正 |
| 外注(クラウドソーシングなど) | 撮影や画像制作の依頼 |
| AI画像生成 | 利用シーンの背景などの制作。画像は実際の商品を正確に表している必要があります |
料金は各サービスの公式サイトで確認してください。なおAmazon公式は、画像に写実的なAI生成の人物が含まれる場合、アップロード前に所定のメタデータ(contains-synthetic-performer)でタグ付けする必要があるとしています。
- 白背景の基本形:サーモス 真空断熱マグカップ 350ml:白背景メイン画像の見本。単品訴求の基本形として参照できる
- 使用シーン訴求:Wallfire ノンフライヤー 4.5L:使用シーンを重ねた画像の例。サブ画像の作り分けの参考に
- 図解が要る商材:人間工学 低反発枕:寸法と素材を画像で示す必要が高い商材。図解カットの好例
モバイル対応の重要性
スマートフォンの検索結果では、メイン画像は小さなサムネイルで表示されます。小さく表示されても何の商品か判別できるか、サブ画像の文字がスマートフォンの画面で読めるかを、実機で確認してください。
動画
Amazon公式は、画像に加えて1点以上の動画をアップロードすることを勧めています。動画の要件は、セラーセントラルの「ショッピング用の動画ガイド」で確認してください。
避けるべき NG画像
- メイン画像の背景が純白でない、商品の占有率が85%に満たない、商品の一部が切れている
- 最長辺が500ピクセル未満(アップロードできません)。小さい画像を人工的に拡大したもの
- 購入品に含まれない付属品や小道具が写っているメイン画像
- カスタマーレビュー、星評価、「配送料無料」などの文言、Amazonのロゴや「ベストセラー」などのマークを入れた画像
- 他社の商品やロゴが写り込んだ画像(商標権侵害のおそれ)
- 実際の商品と異なる色・数量・スケールに見える画像
手順の例:画像を差し替えて前後の数字を比べる
画像を差し替えたら、前後で指標を比べます。以下は進め方の一例で、期間や判断の基準は目安です。
- 差し替え前の状態を記録する:セラーセントラルのビジネスレポートで、子ASIN単位のセッション数とユニットセッション率(購入率)を控えます。
- 一度に変える範囲を絞る:全画像を一度に変えると、どれが影響したのか分かりません。メイン画像から順に差し替えます。
- 反映を確認する:Amazon公式によると、画像が表示対象に選ばれた場合でも、商品詳細ページに表示されるまで最大24時間かかることがあります。表示されたことを確認してから計測を始めます。
- 同じ長さの期間で比べる:セールなどの特異な期間は除きます。販売数が少ない商品は、期間を長く取らないと偶然の変動と区別できません。
- レビューと返品理由を読む:「思ったより小さい」「写真と違う」という声が多い場合は、サイズ感や内容物を伝える画像が機能していない可能性があります。
- うまくいった構成を他の商品にも展開する:同じカテゴリーの商品には、同じ構成をテンプレートとして使えます。
カテゴリ別の注意点
カテゴリによって、つまずきやすい点は異なります。
家電カテゴリ:仕様画像に文字を詰め込みすぎる
多機能な家電では、特徴を説明する画像に文字を詰め込みすぎて、スマートフォンで読めなくなりがちです。1枚の画像で伝える情報を絞り、スマートフォンの画面で読める文字サイズにします。上位商品がどう情報を分割しているかは、家電・カメラの売れ筋ランキングから商品ページをたどって確認できます。
アパレル:メイン画像の公式要件を確認する
Amazon公式は、大人用サイズの衣料品のメイン画像を、立ち姿のモデルが着用した状態で表示するよう求めており、マネキンの一部を表示することは認めていません。衣料品アクセサリーやマルチパック商品、子ども用の下着・水着などは平置きでの撮影が求められます。詳細は公式の「衣類用画像のガイドライン」を確認してください。
食品・サプリ:パッケージ写真だけで終える
メイン画像のほかに、内容量と回数の対応、原材料・成分表示が読める画像を用意すると、購入前に確認したい情報を伝えられます。原材料情報用の画像区分(INGR)も用意されています。効能をうたう表現は、法令に抵触するおそれがあるため画像にも入れません。
関連ガイド
よくある質問
Amazon メイン画像のルールは?
純白の背景(RGB 255、255、255)、画像の85%を商品が占めること、商品全体がフレーム内に収まっていること、商品1ユニットと付属品のみを表示すること、購入品に含まれない小道具を表示しないことなどが要件です(2026年9月時点・Amazon公式「商品画像のガイド」)。
画像は何枚アップロードすべき?
Amazon公式は、基準を満たしたメイン画像1点以上に加えて、6点以上のその他の画像と1点以上の動画をアップロードすることを勧めています。
画像サイズの要件は?
最長辺が500ピクセル以上、10,000ピクセル以下が必須です。最長辺が1,000ピクセル以上の画像ではズーム機能が有効になります。なお、公式の出品者向けページ「Amazon SEOとは?」は、最適なズームのために長辺1,600ピクセル以上を推奨しています。
A+コンテンツ用画像との違いは?
A+コンテンツは商品ページの説明エリアに掲載するもので、商品画像(メイン・サブ)とは別に作成します。利用には大口出品とAmazonブランド登録が必要で、要件はA+コンテンツのガイドラインで定められています。
画像でCVRはどれくらい変わる?
画像による購入率の変化について、Amazonが公表している数値は確認できませんでした。効果は商品によって異なるため、差し替えの前後でビジネスレポートの数値を比べて確認してください。
❓ よくある質問(商品画像の最適化と売却判断)
「商品画像の最適化」の次に多い「結局なんぼで売れる?」という疑問に、無料ツール「なんぼなん?」の使い方を交えて答えます。
Q. いくらで売れる?
A. 「商品画像の最適化」を踏まえても、最終的な売却額はASIN単位の相場で変わります。無料ツール「なんぼなん?」にASINまたは商品名を入力すると、最安値・推定月販・FBA手数料を引いた想定利益が一画面で分かります。会員登録は不要です。
Q. 査定の流れは?
A. 売りたい商品のASINまたは商品名を入力するだけ。当サイトが収集した価格・売れ筋ランキング(BSR)を表示し、FBA利益計算機で配送代行料まで差し引いた手取りを試算します。フリマ・店舗買取と数字で比べてから売り先を決められます。
Q. いつ売るのがベスト?
A. BSR(売れ筋ランキング)が上位=需要が高いタイミングが狙い目です。相場が崩れる前に動くのが失敗しないコツ。価格推移と需要の見方は「Amazon 商品名 最適化 10ルール」も参考にしてください。
参考文献・出典
- 商品画像のガイド - Amazonセラーセントラル ヘルプ, 2026年9月閲覧
- Amazon SEOとは?検索順位を上げるための商品ページ作成ガイド - Amazon出品サービス公式, 2026年9月閲覧
- A+コンテンツ - Amazon出品サービス公式, 2026年9月閲覧
※2026年9月21日に、Amazon公式ヘルプ「商品画像のガイド」の原文と照合して記事を更新しました。要件は改定されるため、最新の内容は出典元でご確認ください。