Amazon PA-API 5.0は廃止済み:後継Creators APIの利用条件と移行で変わること
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このページでは以前、Amazon Product Advertising API(PA-API 5.0)の使い方を解説していました。PA-API 5.0 が公式に廃止と告知されたため、内容を「何が終わり、後継の Creators API で何が変わるか」に全面的に改めました。以下の記述はすべて、Amazonアソシエイト・セントラルで公開されている Creators API の公式ドキュメント(英語)に基づきます。
PA-API 5.0 はどうなったか
公式ドキュメントの「PA-API 5 Deprecation Notice」には、次の内容が記載されています。
- PA-API 5 は廃止(deprecated)され、Creators API に置き換えられる。新規・既存の連携はいずれも Creators API へ移行する必要がある
- Creators API が後継としてサポートされ、新機能と継続的な改善はすべて Creators API 側に提供される
- PA-API 5 を呼び出し続けるアプリケーションには、HTTP 403 Forbidden(
AccessDeniedException)が返る。エラーメッセージは「Product Advertising API is deprecated. Please migrate to Creators API …」
PA-API 5.0 の旧ドキュメント(webservices.amazon.com/paapi5/documentation/)を開くと、この告知ページへ転送されます(2026年9月21日時点)。現在の告知ページには終了日の記載がありません。終了時期や自分のアカウントの扱いは、アソシエイト・セントラルに表示される案内で確認してください。
Creators API とは
公式の説明では、Creators API は Amazon の商品カタログデータにプログラムからアクセスできる REST ベースの API で、対象として挙げられているのはパブリッシャー・インフルエンサー・アフィリエイトパートナーです。Amazonアソシエイト・プログラムへの参加が前提で、リクエストにはアソシエイトのパートナータグ(partnerTag)が必須です。提供されるオペレーションは次の4つです。
| オペレーション | 内容 |
|---|---|
| SearchItems | キーワード・絞り込み条件・ブラウズノードで商品を検索(1リクエストで最大10件) |
| GetItems | ASIN を指定して商品の詳細情報を取得(1リクエストで最大10件) |
| GetVariations | 親商品のバリエーションを取得 |
| GetBrowseNodes | カテゴリ情報とブラウズノードの階層を取得 |
利用条件(公式ドキュメントの記載)
Creators API の Introduction には、利用の前提として次の4点が挙げられています。
- 対象マーケットプレイスの Amazonアソシエイト・プログラムに参加していること
- 過去30日以内に10件以上の適格な売上(qualifying sales)があること
- アソシエイト・セントラルから API アクセスを登録すること
- API の認証情報(クレデンシャル)を生成すること
登録手順のページには、次の点も記載されています。
- 登録できるのは、審査を経てアソシエイト・プログラムに最終承認されたアカウントのみ
- 登録できるのは、アソシエイト・アカウントのプライマリーアカウント所有者のみ
- アソシエイト・セントラルの「ツール」→「Creators API」でアプリケーションを作成し、Credential ID・Secret・Version を取得する
- アプリケーションは1ストアにつき最大2つ、認証情報は1アプリケーションにつき最大2組まで
利用を始めた後も条件があります。API Rates のページによると、30日間連続で適格な紹介売上が無い場合はアクセスを失い、紹介した売上の商品が発送されてから2日以内にアクセスが戻ります。条件を満たしていないアカウントで呼び出すと、403(AccessDeniedException・理由コード AssociateNotEligible)が返ります。
なお、日本のアソシエイト・セントラルのヘルプ「Product Advertising API について」は、2026年9月21日時点で PA-API を前提にした説明のままです。日本のアカウントでの申請条件や審査にかかる時間は、アソシエイト・セントラルにログインした画面の表示を確認してください。
PA-API 5.0 から変わる点
公式の移行ガイドは、機能は PA-API 5.0 と同じで、主な違いは認証方式だと説明しています。
| 項目 | PA-API 5.0 | Creators API |
|---|---|---|
| 認証 | AWS Signature Version 4(Access Key + Secret Key) | OAuth 2.0(Credential ID + Credential Secret) |
| エンドポイント | webservices.amazon.com/paapi5/... | creatorsapi.amazon/catalog/v1/... |
| トークン | リクエストごとに AWS 署名が必要 | Bearer トークン(有効期間1時間・キャッシュ可) |
| パラメータ名 | PascalCase(ItemIds、PartnerTag など) | lowerCamelCase(itemIds、partnerTag など) |
| Offers | Offers.Listings / Offers.Summaries | 利用不可。OffersV2 を使う |
- PA-API の Access Key / Secret Key は Creators API では使えません。Creators API に登録して新しい認証情報を生成する必要があります
- Credential Secret は作成時に一度しか表示されません。紛失した場合は新しい認証情報を生成します
- リクエストには
x-marketplaceヘッダーとmarketplaceパラメータの両方が必要です。日本の値はwww.amazon.co.jpです - トークン取得先は認証情報の Version で決まります。日本(JP)は FE リージョン・Version 3.3 で、トークンエンドポイントは
api.amazon.co.jp/auth/o2/token、API のエンドポイントは全リージョン共通でhttps://creatorsapi.amazonです
移行手順(公式ガイドの4ステップ)
- Creators API に登録する:アソシエイト・セントラルでアプリケーションと認証情報を作成する
- 移行方法を選ぶ:公式SDK(Node.js・Python・PHP・Java)を使う方法が推奨されています。SDK は OAuth 2.0 の認証とトークンのキャッシュ・更新を自動で処理します。HTTP リクエストを直接送っている場合は、AWS 署名の処理を外し、トークン取得・キャッシュ・更新の処理とエンドポイントの変更を自分で実装します
- リクエストパラメータを更新する:Keywords→keywords、ItemIds→itemIds、PartnerTag→partnerTag のように lowerCamelCase へ変更する。Resources の名前はドット区切りのまま
- テストする:単純な GetItems か SearchItems から始め、認証とトークン管理、使用している全オペレーション、新しいエラーコードへの対応、レート制限を確認する
公式ドキュメントに掲載されている GetItems の呼び出し例(米国マーケットプレイスの例)は次のとおりです。
curl -X POST https://creatorsapi.amazon/catalog/v1/getItems \
-H "Authorization: Bearer YOUR_ACCESS_TOKEN" \
-H "Content-Type: application/json" \
-H "x-marketplace: www.amazon.com" \
-d '{
"itemIds": ["B09B2SBHQK", "B09B8V1LZ3"],
"itemIdType": "ASIN",
"marketplace": "www.amazon.com",
"partnerTag": "xyz-20",
"resources": ["images.primary.small", "itemInfo.title"]
}'
レート制限
| 項目 | 公式ドキュメントの記載 |
|---|---|
| 初期の上限(最初の30日間) | 1秒あたり最大1リクエスト(1 TPS)、1日あたり最大8,640リクエスト(8,640 TPD) |
| その後の上限 | Creators API 経由の過去30日間の発送済み商品売上に応じて毎日調整。売上5セントごとに1 TPD、売上4,320ドルごとに1 TPS(最大10 TPS) |
| 1回の数え方 | GetItems に ASIN を10個入れても1トランザクション |
| 上限を超えた場合 | 429(TooManyRequests)が返る |
取得できる情報と、できないこと
- GetItems・SearchItems で指定できる上位リソースは
browseNodeInfo・images・itemInfo・offersV2(SearchItems は加えてsearchRefinements)です - 売れ筋ランキングの順位は
browseNodeInfo.browseNodes.salesRankとbrowseNodeInfo.websiteSalesRankで取得できます - 価格・在庫状況・カート取得の有無(isBuyBoxWinner)・販売者情報は
offersV2に含まれます。ポイント情報(loyaltyPoints)は日本のマーケットプレイスのみ対応と記載されています - GetItems が受け付ける識別子(itemIdType)は ASIN のみです。JANコードを渡して ASIN を引く用途には使えません。JANからASINを調べる方法はASINの調べ方を参照してください
- SearchItems が返すのは1リクエストにつき最大10件です
出品リサーチが目的なら:APIを使わずに確認できるデータ
Creators API はアソシエイト(商品を紹介する側)向けの API で、利用には紹介売上の実績が必要です。出品前のリサーチとして価格・売れ筋ランキング・推定月販を見たいだけであれば、API を実装しなくても確認できます。「なんぼなん?」は PA-API を利用しておらず、Amazon.co.jp の公開情報(商品ページ・売れ筋ランキング)を収集して蓄積したスナップショットを表示しています。
- カテゴリ別 売れ筋ランキング:53カテゴリのBSR×推定月販TOP10をカテゴリ単位で集計済み
- 値下がりウォッチ:価格を数日おきにスナップショットし、直近30日の最高値からの下落率で抽出した差分です
- カテゴリ別マーケットデータ:価格帯分布・上位BSRの一覧
- データ量の多い PCアクセサリ・家電&カメラ・スマートフォン は集計済みページから直接確認できます
- ASIN単位で見たい場合は商品ページ(例: トラスコ中山 薄型折りたたみコンテナ)を開くと、価格推移・BSR・推定月販が1画面にまとまります
関連ガイド
よくある質問
PA-API 5.0 は今も使えますか?
Amazon公式ドキュメントは PA-API 5.0 を廃止(deprecated)と告知しています。PA-API 5 を呼び出し続けるアプリケーションには HTTP 403(AccessDeniedException)が返り、後継の Creators API への移行が案内されます。
Creators API の利用条件は?
公式ドキュメントでは、対象マーケットプレイスのAmazonアソシエイト・プログラムに参加していること、過去30日以内に10件以上の適格な売上があること、アソシエイト・セントラルから API アクセスを登録して認証情報を生成することが挙げられています。30日間連続で適格な紹介売上が無いとアクセスを失います。
PA-API のアクセスキーは Creators API でも使えますか?
使えません。公式の移行ガイドに、既存の PA-API の認証情報(AWS Access Key と Secret Key)は Creators API では動作せず、Creators API に登録して新しい認証情報(Credential ID・Credential Secret・Version)を生成する必要があると記載されています。
Creators API で JANコードから ASIN を調べられますか?
公式ドキュメントの GetItems の仕様では、指定できる識別子(itemIdType)は ASIN のみです。JANからASINを調べる場合は、Amazon の検索窓にJANを入力する方法や、セラーセントラルの商品登録で製品コードを入力する方法を使います。
Creators API のレート制限は?
認証情報の作成から最初の30日間は、1秒あたり最大1リクエスト・1日あたり最大8,640リクエストです。その後は Creators API 経由の過去30日間の発送済み商品売上に応じて毎日調整され、上限を超えると 429 エラーが返ります。
❓ よくある質問(商品データの確認と売却判断)
商品データの取得方法の次に多い「結局なんぼで売れる?」という疑問に、無料ツール「なんぼなん?」の使い方を交えて答えます。
Q. いくらで売れる?
A. 商品データの取得方法にかかわらず、最終的な売却額はASIN単位の相場で変わります。無料ツール「なんぼなん?」にASINまたは商品名を入力すると、最安値・推定月販・FBA手数料を引いた想定利益が一画面で分かります。会員登録は不要です。
Q. 査定の流れは?
A. 売りたい商品のASINまたは商品名を入力するだけ。当サイトが収集した価格・売れ筋ランキング(BSR)を表示し、FBA利益計算機で配送代行料まで差し引いた手取りを試算します。フリマ・店舗買取と数字で比べてから売り先を決められます。
Q. いつ売るのがベスト?
A. BSR(売れ筋ランキング)が上位=需要が高いタイミングが狙い目です。相場が崩れる前に動くのが失敗しないコツ。価格推移と需要の見方は「Amazon リサーチツール比較 12選」も参考にしてください。
参考文献・出典
- PA-API 5 Deprecation Notice - Creators API Documentation(Amazon アソシエイト・セントラル), 2026年9月閲覧
- Welcome to Creators API(Introduction) - Creators API Documentation(Amazon アソシエイト・セントラル), 2026年9月閲覧
- Migrating to Creators API from Product Advertising API - Creators API Documentation(Amazon アソシエイト・セントラル), 2026年9月閲覧
- Register for Creators API - Creators API Documentation(Amazon アソシエイト・セントラル), 2026年9月閲覧
- API Rates - Creators API Documentation(Amazon アソシエイト・セントラル), 2026年9月閲覧
- GetItems - Creators API Documentation(Amazon アソシエイト・セントラル), 2026年9月閲覧
- SearchItems - Creators API Documentation(Amazon アソシエイト・セントラル), 2026年9月閲覧
- Using cURL(Regional Endpoints) - Creators API Documentation(Amazon アソシエイト・セントラル), 2026年9月閲覧
- Common Request Headers and Parameters - Creators API Documentation(Amazon アソシエイト・セントラル), 2026年9月閲覧
- Error Codes and Messages - Creators API Documentation(Amazon アソシエイト・セントラル), 2026年9月閲覧
- Product Advertising API(以下PA-API)を利用するための要件はありますか? - Amazon アソシエイト・セントラル ヘルプ, 2026年9月閲覧
※2026年9月21日に公式ドキュメントで確認した内容です。仕様・利用条件は変更されることがあります。最新の情報は出典元の公式ページとアソシエイト・セントラルの案内をご確認ください。