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FBA納品の手順:納品プランの作成・梱包・ラベル貼付・発送の流れ

公開 2026年9月21日 / 最終更新 2026年9月21日 / なんぼなん?編集部

FBA納品は、セラーセントラルの「Amazonへ納品」で納品プランを作り、商品と輸送箱にラベルを貼り、配送会社へ引き渡すまでが出品者の作業です。つまずきやすいのは画面操作よりも、ラベル・梱包・輸送箱サイズの要件違反による受領の遅れや納品不備受領作業手数料です。また2026年3月31日からは、ブランド所有者ではない再販業者は、メーカーのバーコードがある商品でもAmazonの商品ラベルの貼付が必須になりました。この記事では、Amazon公式ヘルプの公開情報(2026年9月時点)をもとに、手順・要件・納品前チェックリストを整理します。

FBA納品の全体像:出品者がやること

FBAは、商品をAmazonのフルフィルメントセンター(FC)に預け、保管・出荷・返品対応を任せる仕組みです。仕組みそのものはAmazon FBAとはで解説しています。納品は「FCが受領してすぐ販売可能にできる状態」で商品を届ける工程で、流れは次のとおりです。

  1. 商品を登録し、出荷元を「Amazonから出荷(FBA)」にする
  2. 「Amazonへ納品」で納品プランを作成する(SKU・数量・梱包情報)
  3. 商品を要件どおりに梱包し、必要な商品ラベルを貼る
  4. 輸送箱に詰め、箱の内容・重量・寸法を入力する
  5. 出荷通知を送信し、配送モードと配送会社を決める
  6. 輸送箱ごとの配送ラベルを印刷して貼り、配送会社に引き渡す
  7. 追跡情報を登録し、FCでの受領を確認する

納品にかかる配送料やラベル貼付の代行費用は、販売後の手数料とは別に発生します。販売時の手数料はFBA手数料の全体像で確認し、仕入れ前にFBA利益計算機で粗利を見ておくと、納品してから赤字に気づく事態を避けられます。

「Amazonへ納品」ワークフローの流れ

納品プランはセラーセントラルの「Amazonへ納品」で作成します。公式ヘルプが示すステップは次のとおりです(Amazonへ納品:発送する在庫を選択、出荷通知の送信)。

ステップ名称主な作業
1発送する在庫を選択発送元住所と宛先マーケットプレイスの指定、SKUと数量の追加、梱包テンプレートの作成、梱包とラベル貼付の担当(出品者かAmazonか)の選択
1b個別の商品の梱包複数のSKUを1つの輸送箱で送る場合の、輸送箱内の商品情報の入力
2出荷通知の送信納品先FCの確認、出荷日の入力、配送モード(個口配送かパレット輸送)と配送会社の選択、料金見積りの承認
3輸送箱ラベルを印刷輸送箱ごとの配送ラベルの印刷と貼付
4配送会社およびパレット情報を確認パレット配送の場合のみ
最終追跡情報お問い合わせ伝票番号の登録と配送状況の確認

同じSKUを同じ入数で繰り返し送るなら、ケース梱包テンプレートを作っておくと次回以降の入力を省けます。テンプレートはSKUごとに最大3つまで使えます。

出荷通知を送る前後の注意点

商品ラベル(FNSKU)と混合在庫の終了

FCに納品するすべての商品にはバーコードが必要です。種類は、メーカーのバーコード(UPC・EAN・JAN・ISBNなど)と、Amazonの商品ラベル(Xで始まるFNSKUラベル)の2つです(FBAのバーコード要件)。

従来は、メーカーのバーコードのまま納品し、同一商品であれば他の出品者の在庫からも出荷される「混合在庫」の運用がありました。Amazonはこのプログラムを終了し、2026年3月31日以降、再販業者はメーカーのバーコードがあっても商品ラベルを使うことが必須です(FBAバーコードの選択とラベルの貼付に関するよくある質問)。相乗り出品で仕入れ商品を売る出品者は、原則として全商品にラベルが要ると考えてください。

ラベルなし(メーカーのバーコード)で納品できる条件

FBAでのメーカーのバーコードの使用によると、次の3つをすべて満たす商品だけが対象です。

自社ブランド品をラベルなしで運用したい場合は、Amazonブランド登録とJANコードの取得が前提になります。製品コード免除を受けた商品は、ブランド代表者でも商品ラベルが必要です。

商品ラベルの印刷と貼り方

商品ラベルは、納品プラン作成中の画面か在庫管理から印刷できます。ラベルにはFNSKU、商品名、コンディションが入ります(FBAに商品ラベルを使用する)。レーザープリンター用のラベル用紙は、A4版24面(66.0mm × 33.9mmなど)やA4版40面(52.5mm × 29.7mm)などに対応しています。印刷時は倍率を「なし」または100%にします。

自分で貼らない場合は、商品ラベル貼付サービスを使えます。手数料は商品1点あたり小型/標準サイズ22円、大型サイズ51円(税込・2026年9月時点・Amazon公式)で、特大型でないこと、スキャン可能なバーコードが1つだけあることなどの利用条件があります。

梱包要件と輸送箱の寸法・重量の上限

商品は納品時の梱包形態のまま購入者に届きます。梱包要件の主なルールは次のとおりです。

輸送箱のサイズと重量は、Amazonへの個口配送に次の基準が示されています(2026年9月時点)。超えた輸送箱は受領拒否の対象です。

在庫分散の商品サイズ区分商品1点の目安輸送箱の制限
小型/標準サイズ三辺が45 × 35 × 20cmより小さく、9kg未満三辺が50cm × 60cm × 50cmより小さく30kg以下。かつ18.1cm × 10.0cm × 2.5cmより大きく0.15kg以上
大型45 × 35 × 20cmより大きく合計寸法159.9cm以内、9kg超18.89kg未満寸法の合計が216cm以内、40kg未満
特大型合計寸法が159.9cmを超え400cm以内、50kg未満三辺の合計が400cm以内かつ最長辺250cm未満、80kg未満

輸送箱が15kgを超える場合は、外箱の天面と側面に「重量超過」と明記します。箱を束ねること、サイズを加工した箱、破損や汚れのある箱は受領されません。配送ラベルは輸送箱ごとに固有なので、コピーや使い回しはできず、箱の継ぎ目を避けて平らな側面に貼ります(配送ラベル要件)。

要期限管理商品と危険物の扱い

食品や飲料だけでなく、化粧品などの局所用製品やサプリメントも、パッケージに期限表示がなくてもFBAでは賞味/消費期限のある商品として扱われます。要期限管理商品および温度管理が必要な商品の要件(2026年9月時点)は次のとおりです。

危険物は、可燃性・腐食性・加圧された物質などを含む商品で、スマートフォン、家庭用洗剤、スプレー塗料、化粧品などの消費生活用製品も規制対象になる場合があるとされています(危険物確認ガイド)。

納品前にASINチェックツールで分類ステータスを確認し、求められた場合は安全データシート(SDS)か適用除外シートを提出します。求められた情報は14営業日以内に対応しないと、出荷の遅延や出品者負担での廃棄につながる可能性があります。販売できる危険物の範囲を広げるFBA危険物納品プログラムは、日本では順番待ちリストへの申請制です。電気用品などの法規制は規制商品とPSEも確認してください。

配送会社への引き渡し:FBAパートナーキャリアと通常配送

FBAパートナーキャリアは、日本郵便またはヤマト運輸の割引料金で国内FCへ送れるサービスで、費用は「納品時の輸送手数料」としてアカウントに請求されます。納品プランの配送会社選択で選び、画面から運送状付きのラベルを印刷します。

パートナーキャリア以外で送る場合は、配送会社から伝票番号が出たらFC到着前に納品プランへ登録します。FCへの納品には配送予約が必要ですが、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便、西濃運輸、福山通運などは配送会社が代行します。レターパック、クリックポスト、ゆうメール、ネコポス、飛脚メール便などは納品に使えない例として挙げられています(配送・経路指定要件)。

納品不備で起きること:受領遅延と手数料

要件を守らない納品には、FCでの受領拒否、在庫の廃棄または返送、今後の納品停止、不備に対する手数料の請求がありえます。ラベルや梱包が欠けていた商品は、Amazonが代わりに作業する「納品不備受領作業」に回り、販売開始が遅れます(予定外のFBA梱包サービス)。

問題軽微悪化重大
商品ラベルがない51円81円81円
テープ留めの不足51円81円81円
ビニール袋での梱包の不足92円102円102円
エアキャップの不足92円122円122円

金額は商品1点あたりの納品不備受領作業手数料(2026年9月時点・Amazon公式)で、同じ不備を繰り返すとコーチングレベルが上がります。請求は問題を示す画像がある場合に限られ、誤りだと考えるときは報告日から30日以内に調査を依頼できます。再販業者がラベルなしで納品した在庫は不良品として扱われ、適切にラベルが貼られていない商品は補てんの対象外になる点にも注意が必要です。不備の内容は納品時の問題の概要と納品のパフォーマンスダッシュボード(過去120日間)で確認できます。

納品前チェックリスト

要件や金額は改定されるため、納品のたびに公式ヘルプの最新版を確認してください。

次の一歩: 数字で確かめる

よくある質問

Q. FBA納品の商品ラベルは、JANコードが付いている商品にも貼る必要がありますか?

A. 2026年3月31日以降、ブランド所有者ではない再販業者は、メーカーのバーコードがある商品でもAmazonの商品ラベルの貼付が必須です。ラベルなしで納品できるのは、新品で、単一のASINに一致するバーコードが1枚あり、出品者がAmazonブランド登録でブランド代表者になっている商品に限られます。

Q. 輸送箱の大きさと重さの上限はどれくらいですか?

A. Amazon公式ヘルプ(2026年9月時点)では、小型/標準サイズ商品を入れる輸送箱は三辺が50cm × 60cm × 50cmより小さく30kg以下とされています。大型は寸法の合計216cm以内で40kg未満、特大型は三辺の合計400cm以内で80kg未満です。15kgを超える箱には天面と側面に重量超過と明記します。

Q. 納品プランを作成した後で、数量を変更できますか?

A. 出荷通知の送信前であればSKUや数量を変更できますが、納品先のFCが変わる場合があります。送信後は新しいSKUを追加できず、数量の増減は元の数量に対して5%または6点のいずれか大きい方までです。それを超える変更が必要な場合は、納品をキャンセルして納品プランを作り直します。

Q. FBAパートナーキャリアは必ず使わなければなりませんか?

A. 必須ではありません。日本郵便またはヤマト運輸の割引料金で送れる選択肢で、自分で手配した配送会社でも納品できます。その場合は伝票番号をFC到着前に登録します。レターパックやクリックポスト、ネコポスなどは納品に使えない例として公式に挙げられています。危険物や特大型商品を含む納品はパートナーキャリアの対象外です。

Q. 商品ラベルを貼り忘れて納品するとどうなりますか?

A. Amazonがラベルを貼付して受領しますが、販売開始が遅れ、納品不備ダッシュボードに不備として記録されます。問題を示す画像がある場合は、商品1点あたり51円から81円の納品不備受領作業手数料が請求されることがあります(2026年9月時点)。不備を繰り返すとコーチングレベルが上がり、今後の納品が停止される可能性もあります。

参考文献・出典

※本記事はAmazon公式・所管官庁の公開情報を2026年9月21日時点で整理したものです。手数料・基準・法令は改定されるため、申請や判断の前に必ず出典元の公式ページで最新の内容をご確認ください。税務・法務の個別判断は税務署・所轄官庁・専門家にご相談ください。